条件分岐とは
プログラムの処理で、ある変数の値が1以上の時はAという処理を、それ以外の時はBという処理を実行したいと、処理を条件で分けたいことがあります。
真偽値を使うので、昨日のこちらの記事を確認しておきましょう。
Pythonでは、条件分岐はif文で書きます。ifの後ろに真偽値を与える式を書き、その後に:(コロン)を書きます。具体的には次のようになります。
if a >= 42 :
print("aは42以上です")
42より小さいときにも処理を実行したい時は、次のように書きます。
if a >= 42 :
print("aは42以上です")
else :
print("aは42より小さいです")
ここまで、2行目、4行目のようにprintの前に「スペースが4つ」入っています。これはインデント(字下げ)と呼ばれます。
Pythonではこのようにインデントによって、処理がされる範囲(ブロック)を表現しています。
if a >= 42 :
print("aは42以上です")
print("aは42以上のときにはここも呼ばれます")
else :
print("aは42より小さいです")
処理がされる範囲(ブロック)については、また別の機会に詳しく説明しますが、ここでは、このように、if 真偽値 :とelse:でうまく区切られ、その間の2行目、3行目はインデントし、初めの条件が正しければ、上から順に実行されるということだけ、ルールとしてわかっていればOKです。
少し話がそれましたが、更に条件を追加したい場合は次のように書きます。elif 真偽値 :と書きます。
if a >= 42 :
print("aは42以上です")
elif a >= 0 :
print("aは0以上です")
else :
print("aは0より小さいです")
この文はもう少し別の書き方ができます。このように入れ子といって、真偽値が真のときの中に、更に条件分岐の処理を入れることができます。
if a >= 0 :
if a >= 42 :
print("aは42以上です")
else :
print("aは0以上です")
else :
print("aは0より小さいです")